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お知らせ

9/30 ISSP workshop 「高次高調波レーザーと放射光の協創と共存による分光革命」

ISSPワークショップ 「高次高調波レーザーと放射光の協創と共存による分光革命」
日時:令和5年9月30日(土)9:30~14:00
会場:物性研究所6F 大講義室

この十数年で急激な進化を遂げた高次高調波レーザーが分光分析に耐える強度をもつ軟X線光源となり、幅広い波長領域で放射光とオーバラップするに至り、それぞれの光源を活かしたサイエンスの協創と共存を実現すべく、2012年に物性研LASORが発足した。協創領域として、放射光が培ったビームライン・エンドステーションと高次高調波レーザー光源の技術融合があり、高次高調波レーザーの超短パルス特性を活かして、放射光では成しえなかったフェムト秒からアト秒領域の時間分解極端紫外・軟X線分光実験が実現している。一方で、昨今のX線自由電子レーザーの発展も目覚ましく、シングルフェムト秒の時間領域に踏み込むとともに、軟X線領域で1パルス当たりの光子数が高次高調波レーザーの105倍を超えて、非線形現象が観測されるに至っている。逆に高次高調波レーザーは非破壊的な高繰り返し実験が可能であるなど、それぞれの特性を活かす形で測定対象が分かれ、共存している。

本研究会では、これからの高次高調波レーザーと放射光の発展を見据えて今後の協創と共存のあり方を議論する。惜しくも昨年6月にLASORの生みの親である辛埴先生が逝去された。これまでの殻を打ち破って全く新しい連携を模索し、技術革新を継続することが、故人の遺志を継ぎつつ、LASORとしての存在意義を高めて行くことに繋がる。そこで研究会は二部構成とし、第1部ではLASOR発足後10年間の高次高調波レーザーと放射光を用いた研究の発展を辛埴先生の描いた青写真と共に振り返り、第2部ではLASORの新たな青写真となりうる研究の紹介や提案を議論する。
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ISSPワークショップ「高次高調波レーザーと放射光の協創と共存による分光革命」
第一部: 午前9時30分 ~ 午前12時00分
◎廣井善二 物性研所長挨拶
◎小林洋平 LASORセンター長挨拶
◎来賓挨拶 足立伸一 高エネルギー加速器研究機構理事
1. 大門 寛 (奈良先端大名誉教授) 「放射光黎明期のSORリング時代の辛さんの思い出」
2. 末元 徹 (東京大学名誉教授) 「東北大時代から物性研での再会、そしてLASOR誕生まで」
3. 木須 孝幸 (大阪大学准教授) 「光電子分光法の躍進:究極の高精度へ~辛先生の挑戦~」
4. 原田 慈久 (東京大学物性研究所教授) 「放射光軟X線発光分光の30年」

第二部:午後1時00分 ~ 午後2時00分
5. 谷内 敏之 (東京大学特任准教授) 「超高分解能レーザー光電子顕微鏡技術の進展と物質科学への応用」
6. 腰原 伸也 (東京工業大学教授) 「レーザーと加速器技術の「協奏」が生み出す物性探索の革新 -時間、エネルギー、スピン空間の新しい旅行術-」

「辛埴先生を偲ぶ会」
午後3時00分 ~ 午後5時30分 (午後2時30分より受付開始)
(平服でおいで下さい)

場所
ISSPワークショップ:  東京大学物性研究所6F大講義室
〒277-8581 千葉県柏市柏の葉5-1-5
https://www.issp.u-tokyo.ac.jp/maincontents/access.html

「辛埴先生を偲ぶ会」:  三井ガーデンホテル柏の葉パークサイド1階 丁字屋
〒277-0882 千葉県柏市柏の葉6-5-2
https://www.gardenhotels.co.jp/kashiwanoha-parkside/restaurant/

会費
ISSPワークショップ:  無料
「辛埴先生を偲ぶ会」:  8,000円 (Workshopまたは偲ぶ会会場でお支払いください)

ワークショップ提案代表者 東京大学物性研究所 原田 慈久
辛埴先生を偲ぶ会 発起人一同

ご案内

登録はこちらからお願いいたします。
登録

上記アドレスで申し込みできない場合、
shin_shinobu@issp.u-tokyo.ac.jp
よりお申し込みください。
登録・申込〆切:令和5年9月20日(水)(WSは当日参加できます)

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