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お知らせ

SOR施設50周年記念シンポジウムを開催しました。

~半世紀の軌跡と次世代への継承~

12月8日に軌道放射物性研究施設(SOR施設)50周年記念シンポジウムおよび意見交換会を開催しました。

◇シンポジウムプログラム◇
◎ 菅 滋正 「SOR施設共同利用と世界先端研究に向けて」
◎ 柿崎明人 「VSX高輝度光源計画が残したもの」
◎ 木下豊彦 「プレハブが育んだ放射光実験のゆめ」
◎ 松田 巌 「播磨分室:東大放射光アウトステーションという試み」
◎ 原田慈久 「仙台オフィスの設立と今後の展望」

第1部のシンポジウムは、東北大学 国際放射光イノベーション・スマート研究センター(SRIS)棟内のアントレプレナーホールにて行われました。シンポジウムでは、菅滋正先生、柿崎明人先生、木下豊彦先生、松田巌副施設長、原田慈久施設長よりご講演いただき、SOR-RINGの共同利用から始まった世界先端研究、VSX高輝度光源計画、つくば分室、播磨分室、仙台オフィスへと最先端光源を渡り歩いた経緯など、実際のエピソードを交えながらSOR施設50年の歩みを具体的に振り返りました。

菅 滋正 先生

柿崎 明人 先生

木下 豊彦 先生

 

松田 巌 先生

原田 慈久 先生

1974年12月にSOR-RINGが世界で初めての分光専用電子蓄積リングでの運転に成功し、翌1975年にSOR施設が共同利用を開始しました。それ以降、現在に至るまで、放射光光源やビームライン、エンドステーション建設で培われた技術を活かし、SPring-8、SACLA、NanoTerasuをはじめとする放射光施設において新たな実験手法の開拓と次世代の研究者育成に取り組んでいます。

第2部の意見交換会では、これまでのSOR施設を支えてきた幅広い年代の関係者が一堂に会し、思い出を共有しながら、若手研究者の育成や産学連携のあり方など、これからの50年に向けた期待と課題について活発に議論が行われ、SOR施設のさらなる発展への強い期待を共有する大変有意義な場となりました。

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